ゆとり銀行員の5分で読み解く決算書
どうも!
IGAです!
今日は自分の復習と、融資渉外マン1年目のために
【5分で決算書を読む方法】
をご紹介!
(分析するとは言っていない…笑)
1年目の時なんて、社長から決算書をもらっても正直何話して良いかわからないし、
決算書のどこを見れば良いかもわからないですよね。
私もそうでした。(今も!?)
そんな訳でとりあえずざっくり決算書を読むポイントを挙げたいと思います!
後輩に教えたら意外と好評だったので!笑
①運転資金の算出
融資渉外マンとしては、まずもってこの会社に借入のニーズがあるのかがポイントですよね!
運転資金の算出方法はネットで調べればすぐ出てくると思うので、詳細は省きますがざっくり以下の通りです。
例)売掛債権 200M + 棚卸資産 250M - 仕入債務 150M = 300M
②有利子負債の確認
運転資金を算出したら、それをどのようにまかなっているかの確認ですね。
多くの場合、銀行借入でまかなっていると思います。
借入明細を確認して、借入の条件を確認しましょう!
(当初借入金額、期間、金利、プロパーorマル保など)
そして、運転資金以外の借入が何に使われているかを確認しましょう。
例えば借入金が500Mあった場合、上記の運転資金300Mを引いたあとの200Mが何に使われているか。
現預金に300Mほどあれば
「あ、余分に借りたお金は手許資金として置いてるのか」
と分かりますし、建物や有価証券などに化けているかもしれません。
ここで、あまり本業に関係ないものに化けていた場合は詳細を確認しましょう!
③キャッシュフローの確認
キャッシュフローは本当にざっくりでOKです。
P/Lの当期利益に減価償却費を足したものが、ざっくりとしたキャッシュフローです。(経常利益 + 減価償却費 という考えもあります。)
理由が分からない場合はネットで検索してみてください!
例)当期利益 15M + 減価償却費 15M = ざっくりキャッシュフロー 30M
④返済可能期間を算定
今ある借金が何年で返済できるかを算定します。
この場合、運転資金の部分はのぞいて考えます。
(運転資金は基本的に銀行から折り返し融資が行われて、ぐるぐる回していくものだから)
運転資金をのぞいた借金をざっくりキャッシュフローで割ると、返済可能期間が出ます!
大体10年以内が良いとされています。(設備資金はもうちょい長い)
上記の例でいくと…
借金 500M - 運転資金 300M = 返済可能期間を考える上での借金 200M
200M ÷ ざっくりキャッシュフロー 30M = 6.67年
7年弱ってところですので、まぁ正常な範囲ですよね。
これなら「貸せる!」とまず第一ハードルは突破ですね。
(詳細な分析は持ち帰ってじっくりと)
で!
これを決算書をもらったら社長の目の前でサッと電卓叩いて計算します。
この計算の過程で色々な話ができますよね。
例えば運転資金の算出であれば、売掛債権、仕入債務の支払い条件。
(何日絞めの何日払いか、受取手形は割引に回してるのか、取立なのかなど)
キャッシュフローが少なければ、今後利益率を上げていくためにどういう工夫をしていくかなど。
決算書を真ん中において、電卓叩いて数字の話ができると結構信頼されますよ♪
本当に5分でざっと読んでコメントするのであれば、この方法はオススメです!
是非参考にしてみてくださいね!
明日からもがんばろう!